環境省事業に採択され、CCUSでカーボンニュートラルに貢献します

  当社および一般社団法人石炭フロンティア機構を含む13法人は、環境省によって公募された「環境配慮型CCUS一貫実証拠点・サプライチェーン構築事業委託業務(輸送・貯留等技術実証)」(以下、本事業)に採択されました。 

 CCUSとは、Carbon dioxide Capture, Utilization and Storageの略称で、発電所や工場から排出される二酸化炭素を分離回収し、資源として有効利用(Utilization)あるいは地層中に貯留(Storage)する技術です。2050年のカーボンニュートラルに向けては、再生エネルギーへのシフトが期待されていますが、当面は発電所や工場からの二酸化炭素放出が避けられないことが予測されています。そこで、グリーン成長戦略でも2050年カーボンニュートラルの実現に向けた橋渡し技術(ブリッジテクノロジー)としてCCUSにも一定の貢献が期待されています。 CCUS r2-e1637317774839_2

 地質・地盤に強い建設コンサルタントとして、人と社会と地球の安全・安心への貢献、を企業理念としている当社は、CCUSのうちS(Storage)が意味する貯留とモニタリング(継続監視)を主な対象として、13法人と連携しながら本事業を推進してまいります。本事業は、2021年度から2025年度までの5年間が予定されており、当社も本事業を通じてCCUSの実現に向けて尽力し、カーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献してまいります。

* 石炭フロンティア機構(JCOAL)、東芝エネルギーシステムズ、上野トランステック、日揮、千代田化工建設、大成建設、東京大学、九州大学、
  ダイヤコンサルタント、日本エヌ・ユー・エス、産業技術総合研究所、QJサイエンス、太平洋セメント