11月26日に東京都新宿区の飯田橋レインボービルで開催されました「第12回地質リスクマネジメント事例研究発表会」(主催:地質リスク学会、一般社団法人全国地質調査業協会連合会)で、当社北海道支社の近藤桂二(写真)と渡辺一樹が「暫定2車線区間の4車線化へ向けた地質リスクの検討事例」と題して、事例研究論文を発表しました。
近藤と渡辺は、暫定2車線区間(Ⅰ期線)を4車線化(Ⅱ期線)する事業に備えて、工事遅延や事業費増大に直結する地質リスクの抽出不足を防ぐことを目的として実施した検討事例を報告しました。
報告では、100 km以上の非常に長いⅡ期線計画に沿って、泥炭性軟弱地盤における盛土の不安定化、地すべり等によるトンネルの変状、急峻な沢地形による土石流などが地質リスクとして抽出され、リスクランクの高い箇所に対してはリスク低減策が提案されました。また、Ⅱ期線の地質リスクマネジメントには、並走するⅠ期線の調査・施工・供用時の情報が非常に有効であることが示されました。
この事例研究発表会の講演論文集は、以下の地質リスク学会のウェブサイトで閲覧することができます。
http://www.georisk.jp/?page_id=843
なお、この事例発表会は、11月30日の業界新聞各紙でも紹介されました。
当社は、地質・地盤に強い建設コンサルタントとして、地質リスクマネジメントを通じて、人と社会と地球の安全・安心に貢献してまいります。