- 「担当している仕事」と「どんなことが出来るようになったか」について教えてください。
-
私の所属部署では基本的に活断層の活動履歴や変位量に関する調査を行っています。地表踏査やボーリング、トレンチ調査に基づき、断層活動がどの時代に、どの程度の規模で発生したのかを確認します。ボーリングやトレンチ調査では観察を行い、地質情報を確認するだけでなく、掘削中は現場管理も行います。露頭やボーリング試料などを観察しても分からないことが多かったのですが、少しづつ多様な地質環境について学び、記載できるようになってきました。多様な現場に行くことで、学習が必要な分野についても知るきっかけにもなっています。
- 仕事で心に残ったエピソードを教えてください。
-
地質調査を行っていると、地元の人にどのような調査をしているかを訊かれることがあります。現在携わっている現場では、岩石に興味があり調査範囲周辺をよく歩いているという方に、今までに採取した岩石の写真や薄片、また過去の地形状況など大変有益な情報などを教えていただきました。もちろん、既往文献や地質図の情報も重要ですが、その地で生きてきた人が実際に感じた環境の変化を踏まえて、調査することができ大変貴重な経験になりました。
- 職場の雰囲気を教えてください。
-
基本的にはやわらかな空気が流れており、社内でも現場でも分からないことや困ったことをすぐに聞ける環境だと思います。忙しい時期も、可能な限り分担することで、業務が一人に集中することを防ぎ、協力する体制が感じられます。
- 今後の目標と実現したい夢を教えてください。
-
まずは、観察から地質情報を適切に取得し、それを文書や図を用いて表現できるようになりたいです。そのためにも、ひとつひとつの業務を集中して取り組み、多様な知識と経験を身に着けたいと考えています。