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土質調査

1.課題解決に向けて必要な情報を提供する

土質調査では、構造物を安全に施工するうえで必要な地盤の情報について調べます。

主に土木構造物や建築構造物を対象として、安全に設計・施工をするうででの『課題抽出』を行い、課題に対して対象となる地盤を『可視化』、『数値化』し、地質特性を考慮して『地盤の評価』を行います。

土木構造物は、道路・鉄道・盛土・切土・造成・埋立・橋梁・港・空港・擁壁・河川堤防などが対象となります。

2.仕事の流れ

1)課題抽出

対象構造物ごとに課題が異なります。対象構造物を施工するうえで解決する必要がある課題を抽出して、解決するために必要な調査を計画・立案します。


  • 各対象構造物での課題

2)可視化、数値化

地盤を可視化するためにボーリング調査などを行い、掘削時の状況やボーリングコア等から地盤の状況を把握して、地層状況を示す地質断面図を作成します。


  • 地質断面図

地盤(地層)を数値化するためにボーリング途中に行う原位置試験やボーリングコアを用いた土質試験などを行います。試験結果より、地盤(地層)を数値で示します。

ボーリング調査と一言で言っても、陸上、水上、海上や建物の中などいろいろ場所で行います

  • 陸上

  • 水上

  • 既設建物内陸上

3)地盤の評価

可視化数値化した情報、堆積環境などの地質特性などを考慮して、課題に対する評価を行います。

例えば、
橋梁基礎や建物基礎を対象とする場合には、設計に必要な情報として、地盤定数、基礎形式、地盤反力、支持層や液状化対象層などを評価します。
盛土を対象とする場合には、沈下・安定の対象となる地層を評価するとともに、数値解析によるシミュレーションを行い、必要に応じて対策工の検討を行う場合もあります。

地質調査結果を踏まえて、数値解析や各種設計が行われます。


  • 地震時残留変形解析結果例