- Q1:「担当している仕事」と「どんなことが出来るようになったか」について教えてください。
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私が担当している仕事は「砂防事業」です。主に土砂災害から人命・財産を守ることを目的とする仕事を行っています。中でも私は「砂防計画」を中心に行っています。砂防計画は、流域内の土砂の生産や土砂・流木の流出などによる土石流の直撃や河床上昇による洪水氾濫などの土砂災害を防止することを目的としており、流域特性調査や砂防施設配置計画などを行います。また、地すべり地形や流域の全景撮影、踏査が困難で危険な箇所などにドローンを使用した調査を行っています。踏査として自分の目で見ることも重要ですが、ドローンを駆使することで「人の安全の確保」と「調査の時間短縮」を行えるようになります。
- Q2:仕事で心に残ったエピソード
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2018年の西日本豪雨で土砂災害が発生した広島県呉市の現場は心に残っています。業務内容は、石積砂防堰堤の老朽化調査で、災害発生の1か月後に現地調査を行いました。被災地では、土砂で家が埋まったままであったりと悲惨な状況でした。上流の石積砂防堰堤は、土石流の直撃により一部破損や完全に破壊された施設もありました。これらの石積砂防堰堤は、竣工後50年以上は経過しており、堤体内部の劣化はかなり進行していました。私は、内部状況を把握した時、「これでは砂防施設としての機能を完全に果たせていない」と思い「砂防施設の長寿命化」の重要性を目の当たりにしたことは心に残っています。
- Q3:職場の雰囲気を教えてください。
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ダイヤの社風は、真面目でフレンドリーな方が多い印象があります。そのため、若手も気軽に発言できる環境で意見を尊重して頂いたりしています。上司や先輩も皆優しく、いつも的確なアドバイスを頂いています。
- Q4:今後の目標と実現したい夢を教えてください。
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今後の目標は、まずは技術士の資格を取得し、監理技術者として故郷広島の「砂防」業務を数多く受注し、防災・減災に貢献することです。そのためには、若手のうちに上司の下で多くの経験を積み、自ら主体的に業務を遂行できるようになることが大切だと思っています。