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橋梁設計

1.どんな仕事

発注者からの依頼を受け、新設橋梁の設計および既設橋梁の維持管理に関する仕事を行っています。特に近年には、老朽化する既設橋梁の急増に伴い、ライフサイクルコストを考慮した長寿命修繕計画のもと補修設計および耐震補強設計の仕事の割合が大きくなっています。

2.仕事の流れ

1)新設橋梁の設計の例

① 基本計画
② 調査・測量
③ 予備設計

架橋場所におけるコントロール条件を基に、上部構造および下部構造(基礎構造含む)について比較検討を行い、最適な構造形式を提案します。

④ 詳細設計

橋梁予備設計で決定された構造形式に基づいて、施工に必要となる資料(計算、図面、数量、施工計画など)を作成します。

⑤ 景観設計

必要に応じて模型やCGパースなどを作成し、周辺環境も含めた橋のデザインを行ないます。


  • 模型の作成

  • CGパースの作成

2)既設橋梁の耐震補強設計の例

大規模地震が発生しても橋の被害を最小限に抑え、落橋しないよう耐震補強設計を行います。

耐震補強工法の種類

既往資料の収集・整理→詳細調査→復元設計→現行基準に対する照査→耐震補強設計

① 既往資料(設計図書、竣工図、補修、補強履歴など)の収集・整理
② 詳細調査(各種構造寸法の確認、配筋情報の確認、地盤情報の確認など)

  • コア削孔状況

  • 鉄筋探査状況
③ 復元設計

当時の設計基準による復元設計を行います。

④ 現行基準に対する照査

現行基準で目標とする耐震性能に対し、既設橋梁の耐震性能を照査します。

⑤ 耐震補強設計

対策が必要と判断された場合、橋脚等の部材補強や橋全体の構造系変更を検討し、耐震性能を満足させるよう設計します。

【橋脚部に鉄筋コンクリリートを巻きたてる工法の例】


  • 補強前

  • 補強後(橋脚を鉄筋コンクリートで巻き立て)

【落橋防止装置、制震ダンパーを設置した例】


  • 落橋防止装置の設置

  • 制震ダンパーの設置